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五行歌
2008年 4月の歌
 
 
 
私だけの道
進む
迷いながら
深い森
私の中の
五十鈴
 
 
元気もらう
黄色に
福寿草の
土の感触
半年ぶりの
五十鈴
 
 
 
運んで来る
春を
泣き声が
渡り鳥の
静かな空に
和子
 
 
歪む
ぐらり
景色が
直下型地震
脳に
 
 
 
色あせる
赤い唇
忘れたのは
笑うこと
何時からか
 
 
北に向かう
勢い強く
歴史を集めて
空と陸の
雪どけの天塩川
久美子
 
 
 
旅するようだ
宇宙へ
近づけない価値観
加えても
身振り手振り
久美子
 
 
春がしみ渡る
かじかんだ心に
いとおしく
雑草の緑
雪がとけた庭に
マサ子
 
 
 
二人の会話
記念日に
  
積み重ね



お互いに我慢と辛抱の

長く持ったな
マサ子
 
 
遊んでみよう
父の世界に
今度
地歴の書
父の遺品の
保之
 
 
 
私が救われていた
実は
あの娘


と思

ていた


てやっていた
保之
 
 
寂しさ忘れる
集ま

花びら
ひとつの
ひとつ
町子
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
道に迷う程だ
見とれ
健気な君に
雪解けの山に
私は立

ている
町子
 
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