五行歌
2005年 4月の歌
第48回例会 2005年4月13日
於・士別文化センター
凶報で
父親の
兄妹∧きょうだい∨
再会した
二十九年ぶり
敏子
道ではない
好んで選んだ
何でもありの人生
どん底も
絶好調も
マサ子
ライン
雄大な
融雪剤の
描かれた
雪の上に
和子
意味がない
生きる
生きられない
無ければ
ときめきが
忠
育む
しなやかな心
時の流れが
春を待つ
春よこい
!
久美子
そ
っ
と畳む
レジ袋
感謝をこめて
名残
閉店の
喜代子
夫の定年退職の夜
と笑顔
∧お疲れさま∨
と涙
∧有難う∨
五十鈴
現実
と言う
いない
この世に
もう
敏子
風が運ぶ
春は近いと
黄砂の便り
書く
残雪に
五十鈴
一歩づつ近ずく
とぼとぼと
少しずつ
死への旅路
老いの人生は
マサ子
春なんですね
片隅の枯れ木
芽吹く
あわてて
捨てられまいと
喜代子
花
可憐な
水滴の
咲く
枯れ木に
和子
お知らせ
死亡の
シンプルな
女性∧ひと∨の
子の無い
久美子
冷たい風
上川盆地に
白い山に囲われる
聞きながら
満開の桜便り
忠