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五行歌
2002年 合同歌会
札幌・旭川・士別合同歌会  2002年1月26日
 
 
雪のように
冬が連れてきた
思い出
消したい
時には
松子
 
 
フットライトとなって
雪原のステ|ジに
陽が透き通る
樹林を抜けて
冬枯れの
勝子
 
 
 
除夜の鐘
一緒に聞いた
人達と
逢えなくなった
夢でしか
英治
 
 
しじまが揺れる
戸を叩く
雪女
ホトホトと
冬の夜は
 
 
 
背筋が伸びた
眩しい
初日が
心を醒ます
若水汲みて
シゲ子
 
 
退治してくれようぞ
陽光が
白い悪魔よ
逃げだした
天から
真知子
 
 
 
私を見て
自由に踊る
もうイヤ
叩かれるのも
縛られるのも
五十鈴
 
 
ニヤッと笑う
首すじだけが
髪を切った
変らないのに
何も
真理子
 
 
 
追う
小さな夢を
ことしも
描いて
夢を
 
 
二字
幸福という
遠ざかる
頼るは物に
ひたすら
恵子
 
 
 
元気でかけたい
パッパカ
パッパカ
子馬のように
老の身で
セツ子
 
 
続きが見れそうで
夢の
見ていた
目をとじる
久美子
 
 
 
ホワイトクリ|ムケ|キ
まるで
やわ雪は
なでられた
ていねいに
一仁
 
 
装束に
純白の
汚れを抜き
白無垢の
これからの人生
幸子
 
 
 
冬茜
胸におさめて
さりげなく
伝わらない思い
間が悪い
勝子
 
 
対おう
生命には
ものは思おう
キスするように
可愛い人に
焔太
 
 
 
出会いたい
豊かな心に
捨てて営み
高く生き
プライドを
喜代子
 
 
答えるうれしさ
一番だよと
問う孫に
一番好きかと
世界中で
和子
 
 
 
訴えている
愛してほしいと
おさな子の目が
つらぬいて
積まれた嘘を
詳理子
 
 
埋めてしまおう
この苛立ちも
雪掘りかえし
外仕事
喧嘩のあとの
洋子
 
 
 
消えていく
命は彼方に
おし出され
命は前に
命は生れ
さよ子
 
 
爆弾だ
その空間だけが
無気味な風景
洩れる音こそ
ケ|タイの
哲士
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
頑張っていることだから
その事自体が
生き続けている
言わない
頑張れとは
 
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