五行歌
2002年 11月の歌
第19回例会 2002年11月13日
於・士別文化センター
甥
旅立った
家族に感謝し
泣き言も云わず
苦しみもせず
和子
分からない
ことが
自分の
高いびき
迷惑かける
マサ子
地に託す
ぎりぎりの生命を
散る落葉
掃いても
掃いても
哲士
勇気が湧いた
気付いた時
土に返ると
起き上がり
つまずいて
喜代子
時間∧とき∨の長さ
うつむいた
無言で
深さは
悲しみの
久美子
凛として立つ
寒
々
とした木
々
木の葉落ち
音を立て
白い朝
五十鈴
悲鳴をあげる
内臓
飲み込み
言葉
煮えたぎった
敏子
味
家の
にじむ
シワシワに
大根の
忠
生きているだけさ
ほんの一瞬を
この宇宙の
笑っていよう
どうせなら
恵子
眩しすぎ
朝の秋山
赤黄緑の
脱がされた
白いベ
|
ルを
幸子
悲鳴上げてる
野菜
獲り残しの
積雪
立冬を待たずに
シゲ子