五行歌
2002年 7月の歌
第15回例会 2002年7月10日
於・士別文化センター
蛇苺
紅一点の
小さく光る
叢
倉庫裏の
幸子
実感した日
ノ|マライゼ|ション
充実の一日
ボランテアが
・
・
・
手話が車椅子が
喜代子
酒豪を名乗ったの
いつから
切子のグラス傾ける
愛でながら
青磁のぐい呑
靖子
朝
連れてくる
高まりが
騒音
国道の
忠
どこにしようか
終着駅は
私の旅
無い
地図には
久美子
タバコ盆
膝に抱かえた
思い出す
祖母を
友の母に逢い
和子
伊万里
去りがたい
魅せられ
青磁に
石畳の街
澄子
いやしの時
見入る
足を止め
小さくほほえむ
庭先のスミレ
五十鈴
私に挑戦してくる
強い結集力
次
々
生えてくる
抜いても抜いても
庭の雑草
シゲ子
匂い立つ
ざわめく大地に
ユリ
そっくりかえって
ちぢめた力
恵子
満月だ
!
逆流
原始の血
胸に刺さる
青白き光線
敏子