titleホームに戻る
五行歌
2002年 2月の歌
第10回例会  2002年2月13日
於・士別文化センター
 
 
冬眠できたら
このまま
離れられない
ぬくもりから
こんな日は
斎藤敏子
 
 
座右の銘
胸の奥で
今は
逝った友
究極の我儘だなと
山口喜代子
 
 
 
憤り憎しみ
溶けてゆく
抱き合って
が二つ
ごめんね
戸水忠
 
 
どれいになる
時間の
制服につつみ
疲労を
はりついた
斎藤敏子
 
 
 
きらっているみたい
樹も
雪も
空も
初めてのサングラス
竹内幸子
 
 
やっぱり続けよう
ふえた
楽しみ一つ
顔と詩を合わせる
合同新年会
越湖シゲ子
 
 
 




はじめての
ちょっとの痛み
耳たぶ
血がにじむ
幸田真理子
 
 
ワタシ
あせる
夫と息子
語る
女について
幸田真理子
 
 
 
のぞかせる
顔を
浮気な
六花は
手袋を差し出せば
山田哲士
 
 
泳がせる
私の
きらり
ラブリング
山口喜代子
 
 
 
思い出している
手の冷たさを
あの人の
そっとふれた
別れ際
朝日久美子
 
 
ひと時を
この魅惑の
風花舞う
見せたかった
あなたに
若松五十鈴
 
 
 
三十年後の告白
手相みるふりした
ふれたくて
君の手に
朝日久美子
 
 
完了
冬季充電
食を悦び
湯治に親しみ
雪を愛で
竹内幸子
 
 
 
今も瞼に残る
車窓に入り
旅の友
空が赤から朱に
朝日が昇る
若松五十鈴
 
 
気にする必要もない私
ペイオフなど
器に良く映え
菜の花の和えもの
食卓に
越湖シゲ子
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
顔をそむける
恥らいの如く
まぶしさに
夕陽沈む
山並に
戸水忠
 
戻るtitle